***2008年度 ***
2008年度の活動は3月で終了となります。6年生の卒業や、転勤などでお別れがあり、寂しくなります。みんな中学生になっても、どこに行っても様々な体験、経験を楽しんでください。 講師・スタッフは、2月に入ってすぐ、来年度の計画を立て始め「あれもやりたい」「これもやりたい」と色々出ましたが、悩みながら10回分に絞り込みました。 ゆるぐにくる子ども達の人数が増え、お互いに慣れてきたこともあるのか、すこしずつ人間関係が形成されるようになりました。今後はスタッフも作品作りだけでなく、同じ目的を持った人間が出会えた場所としてどうあるべきかを、もっと考えていかなければと思っています。来年度もよろしくお願いします。
■3月の本の紹介 「としょかんたんていゆめきちくん」 文:J.B.バロニアン 絵:L.L.アファノ
■2月の本の紹介 「そのまたまえには」 作:アランアルバーグ 絵:ブルース・イングマン
前々からやってみたかった版画に挑戦です。 版画には色々な種類がありますが、一番に思い浮かべるのは木版画です。 絵本は木版画の絵だったのですが、私達がやったのは、材料フリー。ダンボール、毛糸、プチプチマット、などなど。 紙をのせて上から刷る、紙の上にのせて刷る、ハンコみたいに押してみる、ローラーをあやつってみる・・・版画のあらゆるやり方を1枚の紙の上に表現してくれました。何も言わないのに、子ども達は次から次へとよく思いつきます。そんな子ども達を見ていると「版画」というものがどうやって生まれてきたのかわかる気がしました。 はじめのはじめ、「絵」をはじめてかいた人の記憶は、何万年もたった今の私たちのDNAにも残っていて、そのときのドキドキがものすごくて、こどもは赤ちゃんのときから「絵」をかくのかも、なんて思ったりします。大切なのは「どんな絵」かではなく、「どんな気持ちでかいた絵」か。ゆるぐでかく絵が「きもちのいい絵」だといいな。 ■1月の本の紹介 「ちいさなヒッポ」 作:マーシャ・ブラウン コープハウジングひろしまでの展示の様子です。絵本展示・作品展示の他、自由に読めるよう絵本をたくさん用意しました。日当たりの良い、とてもリラックスできる場所なので、ゆっくり本を読んでください。 >>>>> 詳しくはこちら
「わー、へんなにおい!」部屋に入るなりこんな言葉で始まった今回のゆるぐは、初めての企画の染色でした。 たまねぎの皮とブルーベリーとローズヒップティ・紅茶(会場によって少し違うものもあります)。身近にあるものからでも色は生まれるんだよということで選びました。見た目のいいローズヒップティーやブルーベリーより、見た目もにおいもあんまりよくないたまねぎの皮のほうがきれいに染まったのは、「みにくいアヒルの子」のお話みたいでした。 色というのは絵の具から出てくるものではなくて、もともとは木の実や花や石の粉だったりするものだそうです。いろいろなものの命とひきかえにもらうものだったんですね。だからどんな色も美しい。たまねぎの皮のへんなにおい、ゆだったブルーベリーのどろどろ。色にはにおいもあるし、手触りもある。決して無味無臭のものではありません。全ての色に向こう側を感じてくれたらなあと思います。 今回の染めた布はまたまた11月に変身をとげるはずです。もっともっとたくさんの色と出会いましょう。
以前に黒い森を描いたとき(2007.10 暗闇をかざろうの回)、子ども達があまりにも真剣な顔をして絵の具をまぜていたことが忘れられなくて、今度は有名な画家(シャガール、マティス、モネでした。)の絵の色を作ってもらうことにしました。ただし使えるのは赤・青・黄色の3色の絵の具だけ。(少し白と黒をあげましたけど。)赤と青なら紫、黄色と赤なら橙、青と黄色は緑、ってことは子ども達も知っているのですが、なにせ作る色は偉大な画家さんの作った色です。そんな単純なことじゃできません。
そんな中で、初めて絵の具に出会ったらしい1年生に青と黄色を混ぜて緑に変えて見せると、まるで手品を見たかのように大喜びしてくれました。そして改めて大きい子ども達を見てみると、色を混ぜる度に「こんな色ができた!」と驚いたり、喜んだりしています。子ども達は理屈ではなく、色の不思議さを本当に楽しんでいるようでした。
出来上がった絵を前にして、色の世界を堪能してもらえたんじゃないかなと感じています。
今年初めての活動なので、まずは自分の大切な名前を自分らしく飾ってみることにしました。材料はチラシ。似たようなのにならないかなあ、と心配もしていましたが、なんのなんの、みんな自分らしさいっぱいの字ができあがりました。それからやっぱり仲良くなるにはおはなしすることだろう、ということで名前の字を使って相談しながら言葉を作ることにしました。はじめはちゃんとした言葉を作ることにしようと思っていましたが、そんなのはゆるぐらしくないですもんね。自分達だけの言葉を作ってもらうことにしました。初めてであった子ども達が皆でああでもないこうでもないと話している姿は、大人じゃここまでいっぺんにいかないよなあとつくづく思いました。言葉もこれまたびっくりするのができました。子ども達の感性には相変わらず脱帽です。
ゆるぐは「じょうず」ではなく「おもしろい」が大切だと考えています。「じょうず」には練習すれば誰でもなれるけれど「おもしろい」はその時の自分にしか作れないからです。この1年、たくさんの「おもしろい」が産まれるよう、私たちもサポートしていきたいと思っています。どうかお楽しみに。 ■5月の本の紹介 「なまえはなあに?」 作:かさい まり
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