青少年の演劇的体験に子育て支援啓発事業『肉体改造クラブ』

「10代の<13〜18才>フロントスタッフボランティア」

募集のご案内

 昨年末に公募で参加した10代の子どもたちと劇団一跡二跳の主宰・古城十忍さんや俳優のみなさん、広島の演劇関係の方々と『肉体改造クラブ』のワークショップを実施してまいりました。先日、全体の通し稽古を終え、作品の輪郭はできてきました。

 古城さんの稽古場での口ぐせは、「相手の言葉を聞いているか〜!」です。本当に心の声がきこえるか。イマジネーションをどこまでふくませることができるか。短い時間にもかかわらず、子どもたちはどんどん変化しています(もちろん変化できない痛みもかかえながらですが・・・)。これから1ヶ月間、どこまで子どもたちが「コミュニケーション・共感・自己決定」のツールとしての「演劇」を体験できるか、3月21日(金・祝)の舞台を楽しみにしたいと思っています。

 今回、この舞台をともに支えてくれる10代の新たなメンバーの募集をいたします。

 具体的には、<表方>10代フロントスタッフボランティア(中高生対象)です。

 すでに、おやこ劇場ひろしまでは、『肉体改造クラブ』の表方スタッフの募集を視野にいれて、『コネクト』高学年例会を取り組まれました。

 つきましては、フロントスタッフ会議を下記の日程で行います。応募される方は、子ども劇場広島県センターへ メールまたはFAXで(参加者名・年齢・住所・TEL・FAX・携帯・メール・稽古見学はスタッフ会議の前か後のどちらかを記入)お申込み下さい。

    と き:3月16日(日)12:30〜14:00(予定)

        ★前後に稽古見学をしてください。

        ★稽古の進行状況で若干時間変更もあります。その折は、連絡いたします。また、この日は、10:00〜21:00まで同会場で練習をしています。スタッフ会議の前後の時間で稽古風景を下見していただければと思っています。

    ところ:H-Jam(南区段原・比治山の東隣・広島サティ2階)

    定 員:約30名(定員になりしだい〆切とさせていただきます。)

      実施日程は、3月21日(金・祝)午前〜夜 広島市青少年センター

      内容は受付・会場整理・搬出等。

      ※鑑賞参加費(高校生以下)1,500円は要。恐れ入りますが、会議交通費は支給されませんのでご了解ください。ただし、スタッフの方は、公演前日のゲネプロ等には参加できます。

●お問合せ・申込先 

   特定非営利活動法人子ども劇場広島県センター(制作担当:毛利・小笠原)

 〒730-0802広島市中区本川町2-6-10和田ビル304号

 TEL 082-292-0263 FAX 082-292-7416 E-mail:fwpg4600@infoweb.ne.jp

 

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チラシのデザインは、2000年・八王子公演(絵・高木渚)より

 プロの役者と
 ひろしまの10代でつくる舞台
 
ひろしま発
 
肉体改造クラブ

    
作・演出 古城十忍(劇団一跡二跳)

 日時:21日(金・祝)

      1st 開演14:00 (開場13:30)
      2st 開演18:00 (開場17:30)

 場所:広島市青少年センター
    
広島市中区基町5-61 082-228-0447

 ■入場料 大人   2,000円
      高校生以下1,500円

     
(未就学児の入場は出来ません)
       託児あり(1人500円)要予約

 ■お問い合わせ先
  
特定非営利活動法人
   
子ども劇場広島県センター
    TEL082−292−0263
    
広島市中区本川町2-6-10和田ビル304号 

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 社会福祉・医療事業団「子育て支援基金」助成事業
 主  催:特定非営利活動法人 子ども劇場全国センター
 実施団体:特定非営利活動法人 子ども劇場広島県センター
 後  援:広島県・広島市・広島県教育委員会・広島市教育委員会・広島演劇協会

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 ■チケット取扱所■

  特定非営利活動法人 子ども劇場広島県センター TEL 082-292-0263
  プレイガイド:デオデオ本店B1 プレイガイド・ヤマハ広島店
  特定非営利活動法人 子どもネットワーク可部 TEL 082-815-1530

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 『肉体改造クラブ』ちらし 裏 より

 

青少年の演劇的体験による子育て支援啓発事業『肉体改造クラブ』ワークショップと舞台発表

ひろしま発 肉体改造クラブ

作・演出 古城十忍(劇団一跡二跳)

 強迫観念のように身体を変えること、傷つけることに自分をかりたてる少女たち。3様に生きる彼女らの物語をオムニバスで、現代の若者の姿に迫る。

 広島県内の演劇体験は初めてという10代の子どもたちと、プロの役者との共演バージョン。「芝居は台詞を読むのではなく、コミュニケーションだ!」という演出家古城十忍と10代の子どもたち、プロの役者たちのバトルは3月の公演に向けてどんな展開を繰り広げるのか!

 地元広島の演劇関係者の温かいサポートの中で、子どもたちは今、自分さがしの旅の真っ最中。公演当日、どんな自分と出会っているのか、どんな新しい出会いをしているのか、舞台を通して、観て、感じて欲しい!!

Story

[#1] ダイエッター 「セリナ」

     セリナは太っていた自分が大嫌いだった、みんんが自分を嫌っていたように。だから、3年前にダイエットを決意、過酷な3年間を過ごし、見違えるようなスマートなボディを手に入れる。「人生は捨てたもんじゃない」ほくそ笑むセリナを前に、突然、3年前のセリナ自身が現れて言う。「あなたは少しも変わってない、今なお嫌われ者だよ」セリナはせせら笑う。「もうあんたとは違うの。あんたは私が抹消したんだから」だが昔のセリナは消えず、セリナと昔のセリナの壮絶な闘いが始まる・・・。

[#2] ピアッシング 「美咲」

     美咲と香奈恵はピアッシングとタトゥに夢中。自分を変えたい二人は競うように自分の体に穴を開け、文字や絵を刻みつけていく。「今日の日を忘れないために。今日の日を忘れないために。」体に刻みつけることで、今日という日が特別なものになる。互いに名前を彫り合えば、痛みだって共有できる。それが本当の友達。心から通じ合える仲間。だけど、いくつピアスを開ければ、自分が変われるのだろう。まだ見ぬ自分を求めて、美咲と香奈恵は次第に暴走してゆく・・・。

[#3] ギャルゲー 「さやか」

     さやかは自分のことを、まるで「恋愛シュミレーションゲーム」(=ギャルゲー)のキャラクターのようだと思う。どうしても、人に触れること・触れることができないのだ。「私と相手の間にはどうしても超えることのできないガラスのような壁があるの」だからギャルゲーでいるほうが気が楽。ギャルゲーでいることは全然苦痛じゃない。父や母にしても、もともと私には無関心。だらか人と触れ合わなくても全然平気、少しも苦痛じゃない。でもちょっと待って。私がゲームのキャラクタ^ならゲームをしているのは誰・・・?


劇団一跡二跳

     現代に生きる私たちが「今現在」向き合う社会問題などを舞台化。ジャーナリスティック演劇として、問題意識を投げかける作品作り、観客の想像力をかきたてる演劇をめざして東京を中心に活躍中。主な作品『少女と老女のポルカ』『夏の夜の獏』『アジアンエイリアン』そして『コネクト』は2003年2月14日広島で公演。

    劇団一跡二跳のHP http://www.isseki.com 

◆キャスト

    松林 智美(17才) 上谷 悦子(15才) 大野 智美(17才) 劇団一跡二跳より
    佐藤万里子(15才) 瀬山英里子(20才) 山戸 美樹(16才)  奥村 洋治
    松岡 右人(15才) 三宅 史穂(14才) 安田 惣一(17才)  関谷美香子
    佐藤 彩子(18才) 松岡 佑里(13才) 末国亜梨沙(14才)  小林 立樹
    山根由有希(16才) 大野 亜季(14才) 山根 智美(14才)

◆スタッフ

    演出助手  中井 久美(H-Arts-Theater)
          河上 理恵(H-Arts-Theater)
    音響・照明 且ツ本照明
    舞台装置  株術センター
    舞台監督  高野 由美子(電蓄本舗)

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    ● 肉体改造クラブ HP日誌は こちら(子ども劇場広島県センターHP)

    ● 12月26日〜28日の基礎ワークショップの様子は こちら 
                             (子ども劇場広島県センターHP)

    ● 2月21〜23日のワークショップ 舞台セットを組んでの稽古風景

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