NPO法人設立記念事業
『おやこ劇場ひろしま』NPO法人設立記念事業
『こんばんは』上映&記念講演
と き:2004年9月12日(日)
と こ ろ:メモリアルホール(平和記念資料館東館・地下1階)
上 映:@13:00〜14:30 A16:00〜17:30
記念講演:14:45〜15:45 講師:見城慶和さん
参 加 費:【映画】 前売券 1,000円 当日券 1,300円
【映画&講演】前売券 1,500円 (当日券はありません)
(小学生以上有料・未就学児の入場はできません。)
(おやこ劇場ひろしま会員は無料。申込者には、8/20に会員券を発送しました。ご確認下さい。)
主催:おやこ劇場ひろしま
協力:ほんごう子ども図書館・『こんばんは』広島上映をすすめる会事務局広島映画センター
後援:広島市教育委員会・広島市学童保育連絡協議会
お問合せ・申込みは:おやこ劇場ひろしま 082-292-6200
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キネマ旬報ベストテン 文化映画1位・毎日映画コンクール 記録文化映画賞(長編部門)
日本映画ペンクラブ賞 日本映画ノン・シアトリカル部門第1位
ドキュメンタリー映画 監督/森 康行 撮影/川越道彦 ナレーション/倍賞千恵子
本映画は、山田洋次監督の「学校」のモデルとなった、東京都墨田区の文花中学校・夜間学級を三年の歳月をかけ、そのありのままの姿を描いたドキュメンタリー映画です。幅広い共感をよび、高い評価を受けています。
おやこ劇場ひろしまNPO法人化の記念事業として、『こんばんは』上映会を行います。“本当の学びとは?”ということを私たちに問いかけてくれる映画です。生きていくことの本質と学びの意味を子どもの状況とともに考えていきたいと思います。
同映画の舞台となった夜間中学で教壇に立たれていた
見城慶和先生を講師に迎えて記念講演!同日開催。
■大田 堯さんからの本映画への推薦文
(東京大学名誉教授・都留文科大学元学長・日本子どもを守る会名誉会長)
笑いと涙が交錯するペーソス(情感)の中で、人が学ぶことの本質を浮彫にしてみせる。山田洋次さんの『学校』のモデルとなった夜間中学。そこでの森康行監督による生々しいドキュメントだから、迫力はひときわドラマを凌ぐ。何度も繰り返して見て、自分を励ましたくなる。
■もっと詳しくは、『こんばんは』HP
http://konbanwa.web.infoseek.co.jp/index.html
をご覧下さい。
設立記念イベントとして、夜間中学校を題材としたドキュメンタリー映画『こんばんは』の2回上映、映画に登場する見城慶和さん(元夜間中学校教諭)の講演会を開催しました(のべ300名の参加)。異世代、異年齢、様々な民族や違った境遇の多くの人垣の中で学ぶことを通して、子どももおとなも成長し続けていくという“学びの本質”に触れられた1日でした。
ちょうど上映会の日、朝日新聞の朝刊に、『こんばんは』の記事が記載されていました。
■“『こんばんは』広島上映をすすめる会”設立のための試写会が、
7月9日(金)19:00から、アステールプラザ・多目的スタジオでありました。
観られた方の感想・・・あれこれ・・・
- 見城先生が「徹子の部屋」に出演されたのを見て、とても興味があり、小5の息子に是非見せてやりたいと思いました。
息子の感想は、「自分が通っている昼間の学校は「行きたくない」とか「たいぎい」とかいう子もいるけど、夜間中学は、勉強したいという意欲をもっている人が多く、とても楽しそうだ。」ということでした。私も同感です。(中略)多くの人にこの映画を観てもらいたいです。(会員)
- 私は中学・高校の免許をもっています。だから、受身の授業だけではなく、教える側として学ぶということも考えたこともありました。
しかし、私が考えていた「学ぶ」ということは、一種の義務として淡々とこなすだけのものだったのではないかと、今回の作品を拝見して思いました。国語や英語など、教科の枠にとらわれない「人間として学ぶべきもの」を、この夜間中学では得ることができるような気がします。「人間として学ぶべきもの」それはあってあたりまえのようですが得るのはとても大変なこと。そんな大切なものを、人生をかけて得ようとしている目的を持った人々の輝きに心をうたれた。(タウン情報誌関係者)
- たくさんの方に見ていただきたいと思います。
映画の中の伸ちゃんの表情が少しづつ少しづつ豊かになっていくのがとても素晴らしかったですし、この映画を作られるのも大変だったろうと思います。でもユーモアもありとても笑わせてもらいました。元気をもらえました。前向きに生きることの素晴らしさ、色々なことをあらためて感じることのできる作品でした。(学童保育関係者)
- いいですねえ。生きるって本当にいいですね。もう、とにかく一人でもたくさんの人に見てもらいたい映画だと思いました。教育の、学びの原点をしっかりと描かれた映画だと思います。映画という形で、夜間中学をPRしながら、現状の大きな課題を提起していると信じます。
子どもにも、大人にも、教育に携わる全ての人に、そして子育て真最中の保護者の方々にも、しっかりと広げて、9/12を大成功させたいですね。(教師)
- 生きるということを考えさせらます。今日はよい日になりました。ありがとうございます。(教師)
- 人は自分の欲するもの、したいことには敏感ですが、何ができるか、他の人に何がしてあげらえるかを考えることはむずかしいことが多いですよね。ここではそれがお互いにできる所なのだなあと思いました。
- 豊かに生きること、学ぶということについて考えさせられました。自分の子ども達も急行列車に乗って、色々なことを、見落としながら気づかず生きているのかも。私自信も。たくさんの人に観てほしいですね。(会員)
『おやこ劇場ひろしま』NPO法人設立記念事業
映画 『キリクと魔女』上映会
スタジオジプリ第一回洋画アニメーション提供作品
小さな男の子の大きな好奇心が世界を変えた。
なぜ? どうして?
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と き:2004年10月2日(土) @13:30 A16:00 B18:30
と こ ろ:広島市青少年センター(市民球場西となり)
参 加 費:前売券1,000円 当日券1,300円(4才以上有料)
(おやこ劇場ひろしま 会員は無料 会員の方には、会員券を8/20に発送しました。ご確認下さい。)
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おやこ劇場ひろしまでは、NPO法人設立記念事業として、『キリクと魔女』の上映会を行います。
フランスでのアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリをはじめ、数々の国際映画祭で多く賞に輝き、世界的にも評価を得ている作品です。すばらいい作品をたくさんの子どもたちで観ることで、おやこ劇場ひろしまが子どもNPOとして、すべての子どもたちを対象に活動していくことをアピールしていきたいと思います。
●かいせつ
「なぜ?」「どうして?」と思ったり、考えたりすることは、すばらいいことです。この映画は、困難に出会ったときに、自分で考えて立ち向かってゆく勇気の大切さを教えてくれます。『千と千尋の神隠し』などでおなじみのスタジオジブリが、ぜひ日本の子どもたちに観てほしい、とフランスから持ってきました。(上演時間71分/日本語吹き替え版)
●ものがたり
キリクが生まれたアフリカの村では、魔女カラバの呪いによって泉の水は涸れ、魔女を倒しに出かけた男たちはすべて魔女に食べられ、村に残っているのは女と子どもと老人だけ。「どうして魔女カラバは意地悪なの?」持ち前の好奇心と行動力で小さなキリクは、冒険の旅に出ます。そこには次々に困難が待ち受けていますが・・・。
(主な対象は幼児・小学生・大人)
●試写会で観ました!
余分なものをそぎ落としたシルエットと鮮やかな色彩、そしてアフリカの伝統音楽、とても美しく心地よいです。神秘的に誕生するキリクを自立したひとりの人間として描いています。スピーディでユーモアに溢れ、ときには哲学的なセリフもあってハッとさせられます。幼児から大人まで世代を超えて楽しめる作品です。(M)
●もっと詳しくは、スタジオジプリのHP
http://www.ntv.co.jp/ghibli/kirikou/kiriku.html
『キリクと魔女』公式ページ
http://www.albatros-film.com/movie/kirikou/index.html
をご覧下さい。 |
『キリクと魔女』当日アンケートより
キリクが死にそうだったのがこわかった。(幼児)
ちいさくてもゆうきがあった。なぜ、魔女と結婚したのかふしぎだった。(小1)
巨大化したところが不思議だった。(小3)
キリクが魔女のカラバの背中から毒のトゲをむいたシーンがすごかった。(小5)
キリクがすごくかわいかった。キリクの歌に感動した。キリクは、本当に、やさしくて、魅力があると思った。キリクのお母さんも、なんか、いいなーと思った。(中学生)
今までに見たことのない、とても不思議な映画だった。人間の本性がさらけ出される場面が多々あり、色々考えさせれる映画だった。最後はドンデン返しだったが、ハッピーエンドに終わったのでよかった。(10代・男性)
とても意味深い映画でした。悪を行う者の苦しみ、真実が悪を滅ぼし、悪をその中に取り込んでいき、それを変えて共に生きていくという深いメッセージ、心にしみ、考えさせられました。もう一度みたい映画です。キリクのお母さん立派です。あの強さに、憧れます。(40代・女性)
自分の意思をしっかりもっていきていくことができたらいいなと思いました。キリクのように。(40代・女性)
映像の美しさ、とくに色づかいには感激でした。言葉の単純さとダンスのリズムの対比など、とてもおもしろかったです。(40代・女性)
絵が独特だっせいか、内容が魔女との戦いのせいか、こわがって困りました。母が、子どもの純粋なものを見る目、大切にしなければと思えるものでした。
おもしろかった。こういう作品を見ることがないので、おやこ劇場で見れてよかった。(40代・女性)
美しい作品でした。子どもが本来持つ、率直さ、強さのようなものを感じました。大人の私たちが、その力を十分に出せるようにしなければと思いました。とてもよかったです。(40代・女性)
日本文化との違いを感じた。(40代・男性)
小4、小1の子どもと3人で参加しました。場面が次々とかわり、物語のテンポをはやく感じたのか、終わってからも「え・・・!?どんな話だったけ?」と小4の娘は言っておりました。大人にすれば、あの短い時間に大切なことがぎっしり詰まっているのは、すごいと思いました。でもやっぱりスピードがはやかったのかなー。もっとゆっくり感じる時間があってもよかった。(30代・女性)
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