おやこ劇場ひろしま 2003年12月低学年部定例鑑賞会

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劇団 うりんこ
かんづめぼうやコンラッド

 日 時:12月20日(土)14:30・18:30
 会 場:アステールプラザ・中ホール
    
開場は開演30分前。上演時間1時間40分

一人暮らしを楽しんでいたバルトロッティさんに
 ある日届いた大きなかんづめ。中からでてきたのは……?
工場でかんぺきに「いい子」に作られたコンラッド。
 「天使」なのか「イヤな奴」なのか?
 愛と笑いを子どもたちに!

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公演前の日から雪・・・。当日の朝も雪・・・。心配されていましたが無事公演を終えました。
会場には、子ども達の笑い声があふれていました。

ILLU003.GIF みんなの感想 あれ・これ ILLU006.GIF

  • コンラッドの顔をメチャクチャに貼り付けてたのがおもしろかった。(小2)

  • メリハリがある舞台だった為、大変楽しかったです。子どもが飽きない構成でした。舞台装置がおもしろかったです。また違う作品も観てみたいと思いました。(32才・女性)

  • 最初のかんづめから、コンラッドがでてきたのがびっくりした。(小5)

  • 最後にどうなるかと思いました。とても楽しくて、もう一度観たいぐらいでした。(小2)

  • 「はなくそほげほげ」がおもしろかった。(小1)

  • とっても、おもしろくて、そして、う〜んと考えさせられる内容でした。素直なよい子とは、親や教師という大人にとってなんだろうか。子どもの世界においてはどんなだろうと考えてしまいました。今日の内容は、日々のいましめとして、胸にきざみこみたい内容だと思ってしまいました。(母)

  • 子どもは、要所要所で受けてよく笑って観ていました。親は、おかあさんやみんなの愛に感動しました。(母)

  • おもしろいのに泣けました。母親への応援歌のようでもありました。(女性・42歳)

  • コンラッドがあんなに、ガラッと変わるなんて思ってなかった。(小4)

  • 今まで見てきた中で一番楽しかった。私は何年も観てきたけど、明るく楽しくて笑えてとてもよかったです。すごく良かったです。機会があったらまたみたいです。(小4)

  • コンラッドが工場へ帰されそうになったとき、どうなるのかハラハラした。なんかコンラッドが壊れているような気がした。人の言うことだけ聞いても人は育たないという事を感じた。(小3)

  • 子どもはきれい事や正しいことだけでは育たない。間違った事、ケンカもして、人間性が育っていくという主旨がとてもよく伝わりました。とても楽しい舞台でした。

  • コンラッドが途中で性格がころころ変わるところがおもしろかったです。またみたいです。(小4)

  • 感動しました。コンラッドのお誕生日が私のと同じだったので、ほんとに、どきっ!としました。スピード感、リズム感、軽さ、さわやかさなどバランス感覚のいい素敵な舞台で感心しました。心に残るとってもステキな舞台でした。ありがとう!

  • 栄養ドリンクと間違えたところがおもしろかったです。(小2)

 

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    原作「コンラッド」
    (クリスティーネ・ネストリンガー 訳:長谷川昌子)集英社/三省堂書店刊
    脚本・演出:北村直樹

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    ものがたり

     バルトロッティさんは気ままに一人暮らしを楽しんでいました。ある日届いた大きな荷物。開けてみれば、中には大きなかんづめ。そして、その中から出てきたのが男の子!コンラッドとの出会いでした。
     バルトロッティさんは、服やおもちゃやお菓子を買ってきてお母さん役をこなそうとします。友だちのエゴン氏も「まるで天使のような」コンラッドに夢中でお父さん役に大張り切りです。早速学校の友達キティちゃんとも仲良くなります。
     実はコンラッドはかんづめ工場で「理想の子ども」として造られ、間違ってバルトロッティさんの所に届けられたのです。工場では言葉づかい、礼儀作法、勉強、運動、何でも大人の理想どおりに訓練されたのです。これは秘密でしたが。
     先生のお気に入りコンラッドでしたが、クラスの子どもたちにはイヤな奴になっていきます。だって…。

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    本当に自分らしく生きるということ

    脚本・演出 北村直樹  

     僕自身の子ども時代を振り返ってみると、自分でいうのもなんだけど、とりあえずはマジメでした。というか、マジメでいようと努力しました。できるだけ人と違った事はしない、できるだけ好き嫌いを言わない、ムカッとしてもまずは我慢。できるだけ、できるだけ…。そうやっていれば平穏無事』に過ごせることは分ったけれど、そのかわり何か大切なものを失っていくような気がしました。
     本当の自分らしさというもの。社会という集団の中で、本当に自分らしく生きるというのは子どもにとっても大人にとっても、スゴク大変なことです。エネルギーがいるのです。そして、それを支えてくれるのは、人との出会いです。かんづめぼうやコンラッドが出会った素敵な人たちのような…。
     コンラッドは今も僕の中にいます。成長し、変化し続けているのです。悩みながら、迷いながら。
          
    (劇団うりんこ かんづめぼうやコンラッドパンフレットより)

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舞台写真より

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ハロゥ・コンラッド

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子どもたちと先生と

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キティの誕生日、ジェスチャー・キングで遊ぶ。

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「好きよ。……ガオー!」「……ガオー」

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かんづめ工場から手紙が…

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「俺はよお、コンラッドだ」悪い言葉を教わる。

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(写真はパンフレットより)

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