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劇団 月旺会
おじいちゃんの口笛
作/ウルフ・スタルク 訳/菱木晃子 脚本/広渡常敏 演出/原洋子
小さな空間が魅力的な会場アッカーでの観劇。スウェーデンの人気作家
ウルフ・スタルクが、自らのこども時代を元にに書いた絵本の舞台化。
2006年12月23日(土)・24日(日)13:30・16:00・18:30
H ACCA(アッカー)
一般チケット 料金:おとな2,000円 子ども800円 (4才〜高校生)
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★★★ 終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました ★★★
- さいごのあたりは、おじいちゃんが死んでかなしくなった。
- わたしだったら、言葉なんかあんなに言えないと思います。だから「すごいな」と思いました。
- 口笛がとてもきれいでした。さくらんぼの木に登るところが、本物っぽくておもしろかったです。おじいちゃんが孫ができて、たこをつくって、楽しい思い出をつくって天国にいくのが、すごく悲しかったです。でも、幸せな思い出を最後の日につくれたおじいちゃんは、うれしかったと思います。こんなに近くで劇を見たのは初めてでした。(小5・女子)
- 「意味のないことこそ大切」という言葉が心に残りました。忙しい毎日の中で、いるものを優先し、いらないものは切り捨てている自分を反省しました。余裕、ゆとりをもって毎日を送っていきたいものです。(30代・女性)
- 小さい子どもには、少しむずかしかったように感じますが、舞台の美しさや構成で、なんとなく心にひびくものを感じることができたように思います。(30代・女性)
- 素朴だけど、心にひびく大変すばらしい劇でした。実の親子でも、殺しあう事件が続く今の世の中ですが、とても大切なことを改めて考えさせられました。どうもありがとうございました。(30代・女性)
- 「人生には意味がなくても大切なことがあるんだよ」本当にそうですね。とても心に深く残りました。子どもには、少し難しかったかもしれないけど、6才の子が「何だか感動した」といっていたので、子どもなりに何か感じ取ってくれたのではと思います。子ども達は最後にブランコにのったり、木にあがったりさせてもらって、とてもよろこんでいました。小劇場ならではの良さですね。すてきなクリスマスプレゼントになりました。(40代・女性)
- すてきなクリスマスのプレゼントをいただいたようなちょっぴり心があったかくなるお芝居でした。いろいろな舞台の演出の工夫もおもしろかったです。(40代・女性)
- おじいちゃんと少年の交流が、とても温かく、ほのぼのとしました。今の時代に大切なものだと思いました。
- 小さな会場ならではの心に直接届くような公演でした。やさしい気持ちになるお話でした。(40代・女性)
- 原作の最後は、子ども達がおじいちゃんが吹いていた「口笛を吹く」という話で、「おいじちゃん聞こえる?」と言ってたけど、「人生には、成功しても、しなくても、いや、しない人の方が意味がある・・・」この言葉は、私も、とても、感動しました。ですが、まだ、意味はわかりません。そのうち、わかるのでしょう。わかるときまで、とっておきます。(女性・40代)
- 思わず涙してしましました。小さい劇場で一体化して観れたした。今、両親を介護しています。命を輝かしてあげられているのかしら。私の都合で介護しているのではないかしら。ふと反省しました。(女性・40代)
- 小さな空間で、身近に見ることがでて良かった。ストーリーも、子どもとおじいちゃんの交流でほのぼととして静かなしみじみとした感動がありました。クリスマスイブの夜に、どうかな?と思っていたけど、良い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(40代・女性)
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スウェーデンの人気作家ウルフ・スタルクの絵本をもとに、おじいちゃんと子どもたちの素敵なふれあいを描く
風が吹くとわたしは口笛が吹きたくなる。口笛が風にのって遠くへ行くようだろう、だから吹きたくなるのさ。
■ものがたり
いつも一緒に遊んでいる二人の少年、ウルフとベッラ。ある日ベッラは、ウルフのおじいちゃんの話を聞いて、おじいちゃんがほしくなってしまった。そこで、おじいちゃんがたくさんいるという老人ホームに向かい、そこでニルスというおじいちゃんと出会う。
「ぼくのおじいちゃんになってくれません?」その日から、ニルスとベッラ、おじいちゃんと孫という、にわかな関係が始まった。おじいちゃんは不器用ながらも孫ができたことを喜び、ベッラも初めて出会うお父さんではないおじいちゃんを探検する。食堂でコーヒーをごちそうになったり、おこづかいをもらったり、とても高級なスカーフを使って凧上げをしたり、口笛の吹き方を教えてもらって練習したり・・・。おじいちゃんを探検するベッラの眼は輝いていたし、おじいちゃんも本当に若々しかった。
そこで、二人はとても素敵な思いつきをする。おじいちゃんのための誕生日パーティーを開くことだ。トーラのおばあさんも巻き込んで、真夜中のパーティーを計画する。貯金をはたいて、アルバイトをして、内緒でプランを進めた。 パーティーの日、おじいちゃんのひげを剃り、老人ホームを抜け出して、サクランボの木に登って、サクランボをこっそりもらって、種飛ばしをしたりした。そして・・・
ある日、おじいちゃんはいなくなってしまった。
「人生には意味がなくても大切なことがある」
トーラさんが言っていた。
ぼくたちはおじいちゃんたちと、たしかに大切な時をすごしたんだ。
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※写真は2003年公演より
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■スタッフ
作 ウルフ・スタルク
訳 菱木 晃子
脚本 広渡 常敏
演出 原 洋子
音楽 林 光
照明 山中 清行
歌指導 山本 純子
照明操作 見宝なおみ
音響操作 沖本 章子
大道具 木村 憲文
小道具 山口 香穂
舞台監督 吉川 継史
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■キャスト
ニルス(おじいちゃん) 岩井 史博
ウルフ(ぼく) 清水 夏海
ベッラ(ぼくの友達) 大亀 光
トーラ(おばあちゃん) 水羽とも子
マリアンヌ(看護婦) 香川 美夏
北野 敬子
金崎 陽子
中原久美子
グスタフソン 木村 憲文
川上 寛
吉川 継史
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【2000年公演アンケートより】
・とても温かいお芝居でした。きっと観る人それぞれ抱く想いは違うと思いますが、やさしい素直な気持ちを思い出すのではないでしょうか。(女性・32才)
・おじいさんを見ていて、そして、ベッラ、ウルフとの関係で自分と子どもを連想した。仕事で疲れた自分、子どもの本読みを聞いたり、宿題を見るのにけっこう疲れていたりする自分をチョット思った。(男性・39才)
・小さな会場での、このような劇は初めて観ました。絵本が大好きだったので来ましたが、絵本以上に良かったです。会場の空気全体が一つになっていました。(女性・37才)
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【会場:H ACCA(アッカー) 案内図】 (広島市中区榎町4-27 十日市電停より徒歩5分)
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