終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました。
全部、男の人がやってると思えなかった。スゴかったです。感動しました。(10代・女)
曲の使い方やライトのあて方、最後まで演出がこっていた。(10代未満・女)
チラシにあったみたいに本当におばあさんと女の子に見えてきました。すごく最後は涙でした。なんかいろいろと、言葉で表すのは大変です・・・すごく良かったです。最高でした。(10代・女)
ライトがよかたし、先生がかっこよかった。(10代未満・女)
一足早く、とっても素敵なクリスマスプレゼントでした。何と言って良いのか・・・。言葉にも文字にもできません。ありがとうございました。(30代・男)
はるさんが腕が痛くなって、イコちゃんがお医者さんにたのまれて何か持ってきたのが面白かったです。(10代未満・女)
高学年はとてもみごたえがありました。役者が上手で良かったです。(40代・女)
一跡二跳のお芝居は、いつもまじめに(問題意識がある)作ってある感じがして好きです。とても良かったです。(50代・女)
久しぶりに感動しました。(女)
動作や台詞がとっても面白かった。最後の「1+1=2」がよかった。(11才・女)
たばこやめてください。でも、とってもおもしろかたです。(10代未満・女)
あらすじ・・・・
独り暮らしの老女、ハルさんは70歳。
イッコは小学5年の女の子。
このところイッコは、ハルさんの家に入り浸っている。
好きな人の名前が同じ「新一郎」という共通点を発見して、すっかり意気投合したのだ。
二人はいつも男談義・恋愛談義に花を咲かせているのだが、
やがて意外な事実が、次第に明らかになってくる。
イッコは学校にほとんど行かず、拒食症になっていること……。
ハルさんは末期ガンで余命幾ばくもなく、断食して死のうと思っていること……。
こうして二人は、「食べない」という、もうひとつの共通点を持つことになる。
けれど、二人には決定的な違いもあった。
ハルさんにはたくさんの思い出があるけれど、イッコはまだ人生を歩み始めたばかり。
老女の死は刻々と近づいてくる。
少女は最後まで自分の生き方を貫く老女の姿に、生きる勇気を静かに取り戻していく。
男だけで演じる、少女と老女の友情物語。
出演者は全員男優、少女と老女も男が演じます。
化粧もせず髪型もそのまま、声色を使うこともなく、
男にしか見えない男優が、やがて本当の、
女の子とお婆ちゃん以外の何者にも見えなくなってくる。
もし本当にそうなら、これはスゴイこと。
この舞台には、そうした想像する面白さが全編にあふれています。 |
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死をどう受け入れるのか? 孤独とどう向き合うのか?
教育って何? 親と子の絆って何?
決して軽くないメッセージがいくつも込められながら、それでいてポップ、それでいて愉快。
いつしか元気に満ち満ちてくる、静かで、力強い物語。
「オクラホマミキサー」「マイムマイム」
フォークダンスのメロディに乗せて、「手をつなぐ」ことの素晴らしさが胸に迫る舞台です。
この舞台は1997年に初演し、今なお全国で上演を重ね続けている作品です。
男優が女性を、しかもおばあちゃんと女の子を演じるということで、どうも奇をてらった企画モノと思われがちなのですが、作者としては、この芝居は「ハルさん」という老女の「人物評伝」だと思っています。敢えて男優が演じる道を選んだのは、その評伝をよりリアルなものにするため、というわけです。まぁ、よりリアルに伝わっているかどうかは観て確かめていただくしかないのですが。
不思議なもので、俳優の手に脚本が渡った瞬間から登場人物は独り歩きを始め、自分で書いておきながら「そうか、そうなんだ」と教えられることがよくあります。特にハルさんの態度には「おいおい古城、そんな毎日を送ってていいのか」と、やんわり戒められているような気になります。
もしかしたら僕は、僕の理想をハルさんの中に見ているのかもしれません。
古城 十忍 (劇団一跡二跳 HP より)
【劇団一跡二跳】元新聞記者・古城十忍の作品を上演。常に事件やブームといった社会現象を題材に取り上げているが、その底には一貫として「人と人のコミニュケーションをどう築くか」とういうテーマが読みとれる。「演劇でなければできない表現」にこだわった創造活動で、これまで取り上げた題材は、拒食症と過食症、離婚の時代の家族崩壊、コンピュータ・ウイルス、結婚紹介産業、葬送の自由、老人性痴呆症、体外受精、ひきこもり、幼児虐待など現代人の日々の生活に根ざしたものがほとんどです。2003年3月21日、広島の中高生と古城氏と劇団員による演劇 『ひろしま発 肉体改造クラブ』を地元の演劇関係者との協力で実施。好評を博す。
★★★定例鑑賞会ほっとにゅ〜す 次例会ちょこっと情報より★★★(2004.11.24.記載)
11月7日、劇団一跡二跳主宰の古城十忍さんが、来広され、子どもたちの表現体験活動2004『トークShow』が開かれました。そこで、『少女と老女のポルカ』のお話もされました。
11/7の『トークShow』で古城十忍さんから聞いたポルカのお話は・・・
演劇でなければできない表現!想像するおもしろさ!
古城さんが「男優だけの舞台をつくろう」と思いついたのは、歌舞伎を観ているときだそうです。別に奇をてらったわけではなく、劇団一跡二跳がモットーとしている「観客の想像力をかきたて、観客の想像力を仲立ちとすることで成立する演劇、演劇でしか表せない世界」への挑戦です。
とは言っても、本当に女の子とお婆ちゃんに見えるか、ちょっと弱気になって、初演の時はふたりにスカートをはかせたそうです。何の心配も要らないとわかって、スカートがズボンに代わりました。
「30代の女優が70代のお婆ちゃんを演じると、観客は違いばかりに目がいく。不思議なもので、男が演じるとハナから別モノと、観客は共通点を探そうとする。"そうそう、お婆ちゃんってこんなこと言ったりしたりする"と、俳優が演じる以上の"お婆ちゃん"を見出してくれる」と古城さんは言います。「初演から7年が経ち、お婆ちゃんは俳優の実年齢に近づいていくので問題ないが、さすがにイッコちゃんはもう限界かな」とも。
さて、あなたには一跡二跳の舞台、どのように見えるでしょうか。乞う、御期待!!
子どもゆめ基金(独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター)助成活動
「子どもたちの表現体験活動2004」
トーク SHOW
(演劇市民プロデューサー)中井久美 VS 古城十忍(劇団一跡二跳主宰)
コーデュネーター:小笠原由季恵(子どもコミュニティネットひろしま代表理事)
<旧おやこ劇場ひろしま事務局長>
11月7日(日)15:00〜 旧日本銀行 広島支店 2階
ふたりの出会いは2003年「ひろしま発 肉体改造クラブ」の公演活動。演出家と演出助手としての出会いでした。
中高生との悪戦苦闘の3ヶ月は、二人にどんなことを感じさせたのでしょう。
そして今、中井さんは広島の演劇市民プロデューサーとして活躍する傍ら演出家としても羽ばたこうとしています。
広島の演劇界を活性化させ、演劇の社会化をめざす中井さんのビジョンは?
かたや、今にこだわり、現代社会の生み出す問題をテーマに作品を作り続けながら、大学で若者に演劇を指導する講師でもある古城氏。
この二人に、これからを生きる若者たちにとっての演劇の効果、可能性など実際の体験を織り交ぜながら、楽しくバトルしてもらいます。お楽しみに!
主催・お問合せ先:NPO法人(申請中)
子どもコミュニティネットひろしま(おやこ劇場ひろしま)
後援:(財)広島市文化財団・広島市教育委員会
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